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柱の間隔

ピースホームの河野です。

「柱の間隔って普通どのくらいですか?」という質問を頂きました。

ざっくりとした回答で言うと、約90cm間隔で必要です。場所によっては2mくらい柱を無くしている部分もあります。
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昔の家だと、柱は「たくさん有る方が構造的に強い」みたいな風潮がありました。
確かに住宅は、屋根の重さを基礎にどういう経路で伝えるかというのが大事ですから、柱が多いといわゆる「縦の軸」が多くなって、支えやすいイメージです。

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でも、ここで考えて欲しいのは柱の重さです。
当然ですが、1本の柱には重さが有ります。
だいたい、13キロとか15キロくらいですかね(木の種類や水分量で変わります)
その柱は、梁と言う「横の軸」を支える部材に刺さります。

という事は、梁にささる柱の数が多ければ多いほど、「力強い梁=太い梁」が必要になります。2階部分の梁が大きいというのは、上に乗る重さ(柱など)が多いという事です。

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すると、次に考えるのは「太い梁」になったらそれを下で支えるのは1階の柱です。
当然、「太い梁=重い」訳ですから、それを支える柱の数はどんどん増えます。

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こうして考えると、「数が多ければ良い、太い方が強い」というのは部材単体で考えると強いのですが、家というバランスで考えた場合は、重量級過ぎて、基礎を支える地盤にも悪影響を及ぼしかねません。

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そういう訳で、最初の話に戻ります。
柱の間隔は、「バランス」です。ざっくり言うとですね^^

もう少し詳しく言うと、屋根からの荷重が建物のどこに偏っているのか?とか、負担を均等に分けるにはどういう木材の配置をすれば良いかとか、そういうのを考える必要があります。

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と、ここまで書いてみても「いや、バランスよく考えるのは普通じゃない?」と思う人が多いと思います。
しかし、住宅はなかなか難しいです。

理由は、構造計算が義務付けられていないからです。
義務じゃないから、詳しく計算しない人が多いです。
昔の大工さんは「間四の法」というもので木材の寸法を決めてました。
僕も16年前くらいに、習いました。
それを基に考えると、「おおまかなサイズが決められる」んですけど、計算はしません。

木材の組立加工には「プレカット工場」という工場が関わりますが、プレカット工場が設計したサイズでは、心もとない場合もあります。

ですから、出来るだけ構造計算の伴った柱間隔で進めることをお薦めします。

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