Peace Home Design

2.夏も冬も健やかに過ごせる

日射取得の話

一口に高断熱高気密は当たり前といっても、その家が本当に冬に暖かいかどうかは太陽の日射が適切に取り込めているかが最も重要です。

実際にG2グレード(6地域UA値0.46以下)であっても室温が10℃を下回るという事例も確認されています。
自然の恵みである太陽熱を冬に積極的に取り入れながら、夏の暑さを上手く遮断する設計が、1年を通して過ごしやすい室内環境になります。

断熱仕様と空調の話

断熱を高めていくと室内の上下温度差がなくなってきます。また、暖房している部屋と非暖房室の温度差も無くなってきます。当社ではHEAT20G2レベルの断熱基準を標準とし、気密性能は平均0.4程度の施工精度を実現しています。

また床下はあえて屋外と考え、基礎の湿気溜まりを防ぎ、湿気に強い「床断熱工法」を推奨し、足元の暖かい空間づくりを行っています。

また窓や玄関の性能も家全体の熱損失割合から重要と考え、HEAT20G2レベル基準を基に樹脂製サッシ、ガラス種別などを選択し設計しています。

暖冷房空調については壁掛け式エアコンや天井付エアコン、全館空調に至るまでお客様の要望に合わせる形が多いですが、大切なのは空調機器の働き方や位置になりますので、生活スタイルのヒアリングの中で適切に推奨しています。

内装材による調湿の話

健やかに過ごせる空間には内装材がとても大切です。エアコンが機械の空調設備であるならば内装材は自然の空調とも言えます。

当社が推奨する内装材は体感の心地よさと調湿性能を基準として選んでいます。素足で歩いた時の歩きやすさ、足裏のサラリとした肌触り、壁に触れたときの暖かみ、天井を見上げた際の木目の心地よさ、どの素材も生活を、健やかで豊かにしてくれるものたちです。
そうした素材には自然に調湿性能が備わります。調湿性能が高いと冬は風邪になりにくく、夏はダニやカビの発生を抑えてくれます。

室内環境を快適にする第一条件は、湿度管理なのです。

当社の無垢床は、素足で歩くことの気持ちよさを追求したいという考えから、国産の木材を木目、色合い、密度、年輪等の項目から厳選し、オリジナルの柾目浮造り加工をしています。