blog

知っておいて欲しい、床下の空気

河野です^^
先日は上棟日で、賑やかに日々を過ごしていました。
まー上棟の日というのは、ニコニコ笑顔が絶えませんね^^
時間制限のある中で、キチンと組みあがるのか、怪我無く無事に一日が終わるのかという心配もありましたが、お天気に恵まれ無事に終えることが出来ました。
皆さん、ありがとうございました。

さて、上棟というのは一大イベントの一つですが、実はその直前の作業も重要です。
家づくりに詳しくなると、基礎が気になってきます。
今回で言えば、床下空間の空気の考え方です。

image

通常、この写真のようにコンクリートに囲まれた空間が床下になります。
木(土台)が横たわっていますが、この上に床が乗る訳なんですね。

さて、このコンクリート基礎内を通る空気を、どう動かすかによって、木材の腐朽や白蟻による食害被害
を受けるかどうかが変わってきます。

image

これ伝わりますか?
黒い横に長~い溝みたいなものがあると思います。これ実は、上の木(土台)と、下の基礎コンクリートの間を通す空気の道です。

13283a00ab71848753d20e296f5f762e

今の新築住宅では、この基礎パッキンと呼ばれるものが多く使用されています。
ピースホームでも、基礎パッキンの気密型や通気型と呼ばれるものを、各お客様の家ごとに使い分けて使用しています。

image

↑こっちは気密型の基礎パッキン。溝を無くして、空気の流入を防いでいます。

床下の空気は、木材の腐朽や白蟻による食害被害に影響を与えるものなので「気密で防ぐのはどうなの?」という考えもあります。
もちろん、防ぐだけではNGです。
あくまでも大事なのは、「床下空気をどう動かすか?」という点です。

今回のS様邸で言えば、「熱を無駄に出入させない為の、空気を止める動き」と「家の中の湿気を溜め込ませない、空気を流す動き」

この二つを上手く組み合わせることが重要でした。

このように、床下の空気をどう動かすか考えることによって、湿気を溜めない家が長持ちする形や、熱をうまく調整して過ごしやすい室内空間を作り、家族のストレス軽減にも繋がっていきます。
ぜひ、皆さんも「床下の空気の動かし方」を知ってください^^

以上、「知っておいて欲しい、床下の空気」でした。


関連する記事