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傷が【付きにくい】床

ピースホーム代表取締役社長の河野です。
今回は、構造見学会でも見て貰ってるモミの木の床について、少し書きたいと思います。

【傷が付かない】では無くて、【傷が付きにくい】

床って傷が付かないほうが良いと言われます。
これは僕が住宅の仕事を始めた17年くらい前から、盛んに言われ始めてます。
傷が付かない=床が硬いという図式が成り立って、当時も今も硬い床ってのは多いです。
どれだけ硬いかを比較するメーカーさんもあります。

しかし、硬さ勝負で作られた床は本当に硬く、子供が家の中で転ぶとケガをします。
※鼻血とか、痣とかね。

なので、硬さはホドホドが良いです。

いくら傷が付かない床材でも、子供が傷ついて喜ぶ親は居ません。



モミの木は、木自体がそんなに硬い木ではありません。

え!じゃ、凄い傷つくんじゃない!?と思われるかもしれませんが、そうではありません。

モミの木には傷が付きにくい秘密があります。

それが、【柾目】と【地域】と【浮造り】というキーワードです。

これらが揃わないと、傷が付きにくい床材は完成しません。

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ピースホームではいろんな床材サンプルを設置してます。
そして、玄関の鍵など金属で遠慮なく床に傷を付けて比べて貰ってます。
その結果を見て納得される方も居ますし、そうでない方も居ます。
でも、本当に少し驚いてもらえる実験なので、ぜひ気になる方は
【傷をつけに】遊びに来てもらえたらと思います。
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ではまた。


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